
伊勢湾フェリーの思い出 |
三島由紀夫 『潮騒』
三重県鳥羽市に属する
歌島(現在の神島の古名)が
舞台とされ、若い無邪気な
恋人同士の漁夫と乙女が、
いくつもの障害や不運を
乗り越えて、その恋が
成就までを描く。 |

半島クイズ |
島崎藤村 『椰子の実』
名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を離れて
汝(なれ)はそも波に幾月
旧(もと)の木は生(お)いや茂れる
枝はなお影をやなせる
われもまた渚を枕
孤身(ひとりみ)の浮寝の旅ぞ
実をとりて胸にあつれば
新たなり流離の憂
海の日の沈むを見れば
激(たぎ)り落つ異郷の涙
思いやる八重の汐々
いずれの日にか故国(くに)に帰らん |

お伊勢参り双六 |
三重県民謡 『伊勢音頭』
伊勢は津で持つ 津は伊勢で持つ
尾張名古屋は 城で持つ
伊勢は よいとこ 菜の花つづき
歌もなつかし 伊勢音頭
伊勢へ伊勢へと 芽の穂もなびく
伊勢は芽ぶき 柿ぶき
伊勢に行きたい 伊勢路が見たい
せめて一生に一度でも |


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